スペインの鉄道運行会社であるレンフェ (Renfe) 社長タボアス氏とスペイン勧業省の暫定大臣アバロス氏は、マドリッドーサラゴザーバルセロナ間で2020年4月6日より格安高速鉄道「AVLO」の運行が開始されると正式に発表しました。

以前より、この格安AVEは「EVA」という名称になるのではないかと噂されていましたが、今回の発表により「AVLO」となることが確定しました。
「AVE」はAlta Velocidad Española (スペイン高速鉄道) の頭文字を取ったもの、
「AVLO」はAlta Velocidad LOwcost (格安高速鉄道)の頭文字を取ったようです。
同時に発表された車両は塗装にレンフェのコーポレートカラーでもある紫を採用し、あくまでレンフェのサービスであることが一眼でわかるようになっています。
2020年末には鉄道運行の自由化が予定されており、他社の参入によって様々な色の列車がスペインの高速鉄道網を走ることになります。
「AVE」では連結されているカフェテリア車両や「クラブ」「プレフェレンテ」などの上級車両もなくなり、「AVLO」は12車両ツーリストクラスのみ、自動販売機が搭載されます。
これにより、1編成あたりの座席数は「AVE」と比べ20%増となります。
当面は「AVE」のツーリストクラスと同じ2-2の4列シートが使用されますが、将来的には日本の新幹線の普通席と同様3-2の5列シートの導入も検討されています。
料金やサービス面などの発表は残念ながら今回はありませんでした。
発売開始は恐らく、マドリッドで開催される旅行博「Fitur」に合わせた2020年1月末になるのではないかと思われます。
今後の動向に注目ですね。
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