スペインの治安

ヨーロッパの中ではスペインは治安がいい国とされていますが、スペイン国内で最も犯罪率が高い都市はどこでしょうか。

スペイン内務省より2018年のスペイン国内での刑法犯認知件数が発表されました。
Balances e Informes 2018 > Balance de Criminalidad. Cuarto Trimestre 2018
(Ministerio del Interior)

まずはスペイン全体の数値から見て行きましょう。

2018年のスペイン国内での刑法犯認知件数は合計213万1424件 (2017年は204万5784件)。
これは警察に被害届の出された殺人や強盗、窃盗など一般刑法犯の件数となり、人口の格差によって偏りが出ないよう、1000人あたりに換算して比較します。
スペイン全土の1000人あたりの一般刑法犯認知件数は45.61件となります。

それでは、人口10万人以上の都市における、1000人あたり一般刑法犯認知件数トップ3とワースト3をみていきましょう。
警察に被害届の出された殺人や強盗、引ったくり、スリなど一般刑法犯罪件数となり、人口1000人あたりに換算して比較します。

スペインの治安の良い都市TOP3

1位 Gijón (ヒホン市)
スペインの北海岸にあるPrincipado de Asturias (アストゥリアス州)の都市。
人口は約27万人。
人口1000人あたりの一般刑法犯認知件数は27.48件です。

2位 Logroño (ログローニョ市)
人口は約15万人。
人口1000人あたりの一般刑法犯認知件数は28.56件です。

3位 Oviedo (オビエド市)
1位のヒホンと同じアストゥリアス州の都市。
人口は約22万人。
人口1000人あたりの一般刑法犯認知件数は29.62件です。

スペインの治安の悪い都市TOP3

3位 Madrid (マドリッド市)
スペインの中央に位置するマドリッド自治州の州都であり、スペインの首都。
人口は約320万人。
人口1000人あたりの一般刑法犯認知件数は74.49件です。

2位 Marbella (マルベージャ市)
人口は約14万人。
人口1000人あたりの一般刑法犯認知件数は80.40件です。

そして最後にスペインで一番治安の悪い都市の発表です。
どの都市だかわかりますか?

1位 Barcelona (バルセロナ市)
バルセロナ市の人口は約160万人で、一般刑法犯認知件数は前年比17.2%増の合計19万4212件。
人口1000人あたりの一般刑法犯認知件数はなんと119.85件。
2位、3位に大きな差をつけぶっちぎりの1位です。
主な内訳は、窃盗109154件、強盗12277件、侵入盗9360件、殺人10件、傷害3557件、性犯罪764件、薬物犯罪502件、など。

移住や留学、旅行先を決める際の参考にしてみてください。

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